叡電を眺めながら

建築やデザイン、食事、華道…など、  平凡な学生生活を、徒然なるままに

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マンションの廊下、谷口さん

今日は久々に、授業終わりから夜中の12:30ぐらいまで製図室でぐだぐだ話をしました。
そしてさらに、最近定番となったお好み焼きの将月で2:00まで食事をしました。
これって一般的なのでしょうか?
もしかすると平凡な生活ではないのではないか・・・と感じ始めた今日この頃です。

P1080127.jpg

なんとなく撮ったマンションの廊下です。毎日見飽きるほど見ているし、どーってことない普通のマンションなのですが、時間によって綺麗に見えるときがあります。最近、建築を設計したり考えたりするとき、光や雨なんかに興味を持つようになりました。いつ見ても評価の変わらない完璧な建築より、自然の変化によって表情を変える建築が好きなのかもしれません。



土曜日に京都国立博物館へ行ってきました。

工繊の学生は今年から国立博物館・美術館が無料になりました。もともと常設展は安かったのですが、無料になってからは行く機会が増えました。タダには弱いのです!
しかし今回は展示ではなく、少し前に谷口吉生さんの設計で建てられた、エントランスの建物を見ることが目的でした。前に行ったときにも、もちろん見るつもりだったのですが、閉館が近かったため遠くから眺めることしかできませんでした。ちょうど今回は、今まで訪れた谷口建築を頭の中で整理している途中だったので、この機会にと思い行ってきました。
前回、横目で見たときはミースのバルセロナパビリオンに似ているなーと思いました。
P1080457.jpg
ほら!壁と平らな屋根、基壇に水盤、そっくりです。階段のつき方にも共通性を感じます。
基壇があって、その上に二枚の肌色の壁がT字型に配され、その上に大小二枚の極端に薄い屋根が乗っかり、小さい方にエントランス、大きい方にはレストランとチケット売り場などが収められる、という構成です。構成も似ている気がしますよね?
たくさん同じようなところがあるエントランスとバルセロナですが、違うなと感じるところもいくつかありました。

P1080479.jpg
まず水盤、形が違うといえばそれまでかもしれませんが。バルセロナが少し基壇を掘り下げて、直接水を張っているのに対し、こちらは床と同じ高さに水面がくるように設計されています。また、バルセロナの水盤には白い小石がしかれているのに対し、こちらは敷かれておらず、床の目地割がわざわざ水底にも採用されています(目地の間から水を供給しているのかも知れませんが、違う表現もできたはず)。こういったことから、エントランスの水は床の延長にある、というふうに考えることができると思います。バルセロナの水盤と屋根は対になっているというのが定説ですよね。床の延長ではありません。

そしてもうひとつ大きく違うなと思ったところが、屋根の乗り方。P1080455.jpg
P1080500.jpg
バルセロナは十字型の柱と壁で屋根を支えていますが、実際は柱だけでも、壁だけでも構造的には成立します←ちょっと坂さんから引用。過剰な構造とすることで柱と壁どちらの意味でも曖昧となり、屋根が浮かんでいるように感じる(屋根と壁が別々に独立しているように感じる、の方がいいかも)。一方の谷口さんはというと、実際に屋根を浮かせちゃってます。柱でもなく、壁でもなく、壁の上に束みたいなのをたてるという方法で。もちろん壁や柱で支えているところもあります、あくまでも主要な部分での話し。レストランン部分でも空調の噴出し部分なのか、ルーバーとなっていますが、屋根と壁は接していません。

まだあるけど大きく目に着くのはこんなところ。
それで谷口さんはどうしたかったの?と思われるかもしれませんが、そこまで考察が及んでいません。まあ、そのうち考えて見ます。



さっきから「エントランス」と書いていますが、これはこの建物の軸線上に建っている新館を取り壊して、谷口さん設計の百年記念館というものを建設するからです。博物館の百周年記念事業?かなんかで2007年着工だったのですが、国の財政が厳しいため着工のめどが立っていません。国は必要なものと、そうでないものを真剣に考えないといけませんね。完成すれば間違いなく京都一の現代建築になるでしょう。

P1080488.jpg
ざっくりとした質感の石は豊田市美術館でも見ることができました。間違いなくピーター・ウォーカーとのコラボですね。
P1080464.jpg
ムリをして片山東熊の本館に合わせようとはしていません。縦横の軸を合わせるだけです。
P1080502.jpg
レストランの横にはテラスがあり、ここにも水盤があります。バルセロナにも似た位置に小さい水盤がありますね。
近作では見られなかったように記憶しますが、写真の奥のほうの壁は、土門拳の美術館で見られたコンクリート突き仕上げ。シャープな建物と、奥の柔らかな木々との間のギャップを、素朴な風合いを持った突き仕上げで和らげたかっただけか、もしくは百年記念館で突き仕上げが展開されるのか・・・。個人的には前者ような気がします。


今日はここまで。中途半端ですいません。

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  1. 2007/12/07(金) 05:18:54|
  2. 建築
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

すばらしい考察ですねー。
おれも、もう一度じっくり見に行きたくなったよ~。

関係ないけど、写真のプロポーションが正方形に近いのが、新鮮w
4:5?
おれは、3:2やそれよりも横長にすることが多いからね。
  1. 2007/12/08(土) 01:26:05 |
  2. URL |
  3. みにぱんさ #-
  4. [ 編集]

ゆっく~り見てみてください。
建築はいいです。
ただし!レストランは法隆寺宝物館(あれはオークラがやってます)のように期待してはいけませんよ。
使い方悪いし、急にバカデカイ電話の音が鳴り響のでゆっくりとはできません。

アスペクト設定が4:3、16:9しかないんですけど・・・トリミングはしてませんし。
なんとなく構図が撮りづらいのは、そのせいなのでしょうか?
カメラによってちがうの?
  1. 2007/12/08(土) 05:30:22 |
  2. URL |
  3. shoushousai #-
  4. [ 編集]

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