叡電を眺めながら

建築やデザイン、食事、華道…など、  平凡な学生生活を、徒然なるままに

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今週のいけばな

R1127740のコピー

今週は、太藺 (フトイ)と縞太藺を魚道分けで生けました。

水生植物を2株以上用いて、水辺の景色を表現した活け方を魚道分けと言います。
他に、草花だけを用いて生けた物を、株分け、
陸に生える植物と、水生植物を一緒に生けたものを、水陸分け、
木物だけを用いたものを、谷合生け、と呼びます。

今回は主株と、主株の用下に、切り株を用いました。
切り株は、人為的に刈り取られた物なので、高さを綺麗にスパッと切り揃えます。
高いほうの陽の切株は、株全体の高さの2/3が基準なので、ちょっと低くすぎたと思います。
低いほうの陰の切り株は、用の切り株の2/3~1/2です。

フトイは「太い藺草(イグサ)」というところから名づけられたそうです。
イグサは 別名 燈芯草(トウシンソウ)と呼ばれ、
昔、油で明りを取っていたころは、茎の中の繊維を燈芯として使っていたらしいです。
先生の子供のころは、まだ使ってる家庭があたらしい。
今でも、和蝋燭の芯に使われているとのこと。
で、イグサの用途は分かったが、フトイは何に使われてたんだろうか??

陰陽の切り株を生け終えたら、所定の位置に花?枝?を挿していきます。
正面から見て交差しないように気をつけて。
沢山、花が付いているものを用付近に用います。
フトイは真っ直ぐに伸びるのが本来の姿、実の姿なので、基本的には矯めませんが、
三角形の頂点を形成する、体・用・留だけは、少し矯めます。
これは人間が考え出した姿、虚の姿です。
未生流には、虚と実を同時に用いるという、虚実等分という考え方があり、
その考え方が、中国の陰陽説と結びついて、、、完成度の高い挿花論に、、、、
話が難しいので、勉強してからまた。。。

一番後ろの、ポキっと折れているのが、風折れ葉です。
葉じゃなくて、茎だけどね。
これが短すぎると風では折れないし、長すぎると見た目がブサイクになり、
長さのバランスがなかなか難しいです。
風折れ葉も、体に沿うように、途中まで矯めた方が綺麗に生けられます。
これは花菖蒲も同じ。
写真のは、そうなってないけど。。。
体の先と、風折れ葉の先は、空間が空きすぎるので、
つなぎとして、一本添えると綺麗です。

縞フトイの従株は縦姿で、切り株を用いずに。
フトイは真っ直ぐにしか伸びないので、横姿にはしません。

普通は、フトイだけで生けると寂しくなりがちなので、
杜若や睡蓮などの水生植物と組み合わせて生けることが多いと思います。
でも今回、フトイだけで生けてみて、涼やかで良いもんだなあと思いました。

以上、徒然なるままに。


それにしても、
フトイを、こんな姿に生けようと思うなんて、昔の日本人って斬新ですねえ。
自然風景だけでなく、人為的行為までも取り入れるとは。。。





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  1. 2010/06/24(木) 05:10:17|
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今週のいけばな

R1127672.jpg

イボタを5巻筒、配置を飛び置きにして生けました。

イボタは沢山枝分かれしていて、葉の密度も濃いので、
枝の見立てが上手くいけば、少ない本数で、比較的短時間で生けられる、、、ハズでした。。。
結局、4時間ぐらいかかってしまいました。
寄せ筒生けは、高いところから順番に生けていくという決まりがあるので、
最後の筒に花を生けるときには、首や肩が疲れてしまっています。
台からおろして生けたら楽なんだろうけど、
バラバラにして一つずつ生けたり、本来の目線の高さと違う位置で生けると、
バランスが悪くなってしまうので、そういったことはできません。
先生は、そういったことにはうるさいです。
生け花展なんかでも、5巻筒を一人で生けていることはなかなか無いようなので、
一人で生けるのは、体力的に無理があるんじゃないかと思う。

見方としては、
高いほうの3巻を遠景の山、低いほうの近景の山と見て、
間の空間を谷として見ます。
谷間の風景ですね。
遠景には自然の枝葉を生かして、型にこだわりずゆったりと、遠くに霞んでいるように生け、
近景は、型通りにきっちりと、輪郭がはっきり判るように、生けるようにしています。
今回の場合、そうなっているとは、言いがたいですが。。。

筒の数がもっと増えてくると、何も生けずに、
水だけを張った筒をもうけることがあります。
それがポツポツと、距離を開けておかれている場合、
それは山々に点在する池を表しています。
高いところからしか、そういった風景は見れないと思うので、
僕もあんまりイメージがわかないのですが、
勝手に、修学院離宮の庭の風景みたいなものかなあ、と解釈しています。
まあ、修学院離宮も写真でしか見たことがないんですが。。。
修学院のふもとに住んでいるのにもかかわらず。。。
また、縦に固めて置かれている場合は、滝が流れているものとして、見ます。
そういったことを知った上で、生け花を見ると、とても面白いですよ。

大きな反省点は、一番上の横姿が、なんか気持ち悪いことかな。
サイドボードの奥行きが浅いので、花にも奥行きがなく見えるのが残念だ。
壁やサイドボードがマダラに汚れて見えるのは、
フォトショで適当に、窓や電話を消して、サイドボードの幅を拡大したためで、
決して、掃除ができていないわけではないです。
気にしないでくださいな。


  1. 2010/06/13(日) 08:07:37|
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