叡電を眺めながら

建築やデザイン、食事、華道…など、  平凡な学生生活を、徒然なるままに

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

箱木千年屋

R1128431のコピー

9月の頭に京都の住民達と、兵庫の建築を見て回った時に撮った写真。

箱木千年家。
簡単に言えば、千年経った箱木さんの家。
今から300年前、箱木さん宅のあまりの古さに驚いた殿様が、
千年家という称号を与えたらしい。
300年と1000年だから、単純計算では1300年前に建てられたことになるけど、
実際は、室町初期が有力だそうな。
まあ、それでも十分に古く、日本では現存するもっとも古い住宅らしい。
しかも、1977年のダム建設による修復移転時まで、箱木さんが実際に居住していたと言うのだから驚き。
どんだけ、箱木さん我慢強いんだ!!

建物の特徴は、巨大な屋根と極端に低い軒、
そして、地面から土台などの部材を介することなくスムーズにつながる土壁。
軒の高さは地面から1500㎜ほどしかない。
当時の人の身長とちょうど同じぐらいか?
地面と壁の堺が曖昧なため、夏の暑さに耐えながら、ボーっと無心で眺めていると、
竪穴式住居がそのまま立ちあがったかの様に見えてくる。
カメラで屋根だけ写せば、完全に竪穴式住居。

この日は他に、浄土寺浄土堂、ビーンズドーム、ヨドコウ迎賓館、芦屋市市民センターを見た。


スポンサーサイト
  1. 2010/10/11(月) 02:21:22|
  2. 建築
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

修学院離宮 桂離宮

R1128183のコピー

8月の30・31日、修学院離宮と桂離宮に続けて行ってきました。

どちらも、ものすごく良かった!
でも、あえてどっちが良かったかというと、僕の答えは修学院離宮。
建築的な見方をすると、桂離宮の方が明らかに見どころは多いんだけど、
予定調和的というのか、先の展開が読めてしまった。
修学院離宮も池泉回遊式なので、場面の展開はあるんだけど、
穏やかなので、桂みたいに詰め込んだ感じがしない。
これを物足りなく感じる人もいるだろうと思う。
桂は常に設計者の思惑が見え隠れするんだけど、修学院はあんまり感じない。
桂は一見するとスタイリッシュなんだけど、裏側は人間味がある。
モダニズム建築と似てる。

僕はどちらかというとシークエンシャルな建物が好きだし、
設計する建物もそんなタイプのが多いので、修学院のほうが良いと思うなんて、なんか不思議。
ここ数年で、好みが変わってきたのかもしれないな。

R1128193のコピー
修学院離宮で一番好きな場所。
この池は人工で、巨大な堤防で水をせき止めることで出来ている。
堤防の上にも散策路が続き、木が植えられている。
山なので、もともと標高が高い上、堤防もかなりの高さがあるので、
余計なものが視界に入らず、水面に映るのは木と空だけ。
西向きなので、人工の地平線に夕日が沈む。
日本庭園とは思えないような、壮大な風景。
風がなく水面に波が無い日に、もう一度見てみたい。

R1128293のコピー
こちらは、桂離宮の書院。
黄金比が用いられているからか、今まで見てきた日本の伝統建築よりもシャープな印象。
欄干と床の高さの変化が、程よいリズムを生んでる。
高床になっているのは、桂川の氾濫をを見越してのこと。
だからだなのか、見ていると頭にファンズワース邸が自然と浮かんできた。

いろいろ印象に残っていることはあるけど、
何よりも暑かった。。。

とりあえず、以上
  1. 2010/08/31(火) 22:23:20|
  2. 建築
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

神戸コロッケ 南京町店

R1127487_20100521114146.jpg


久々に、建築ネタです。

先週の日曜日、友達と南京町をブラブラしていたら、新しい建物ができていました。
さて、誰の設計でしょう??


正解は 、、、、、安藤忠雄先生です!
まあ、なんとなくテイストが滲み出てますけどね。
それに、施主が惣菜会社のロックフィールドですから。
安藤さんはこれまでにも、ロックフィールドの神戸本社兼工場や静岡工場を設計しています。
岩田社長の自宅も安藤建築との噂。

で、今回の建物が何なのかと言うと、
ロックフィールドが展開する神戸コロッケの店舗となります。
もともと、この場所に1号店があって、しばらく閉鎖されていましたものを、
開業20周年を記念して建替えを決めたらしい。


建替えの話を新聞で読んだ時、
テーマパーク化した南京町に、安藤さんが建物を建てちゃって大丈夫かな?
打ち放しコンクリートで自己完結的な建物になっちゃうのかなあ?
とか、思っていたのですが、
ちゃんと周辺環境になじむような設計がされていました。

規模が小さくて、写真を見たまんまな建物なので、説明はいらないかもしれませんが、
1階建のボリュームの上に、(たぶん)看板を模した物がのっかています。
周辺が看板だらけなので、そこから導き出された解答なのだと思われます。
そして、外観には鋼管やケーブルのラック?など、簡単に手に入るようなものが使われています。
香港や上海にある違法建築を、極端にカッコよくしたような、そんな印象を受けます。
場所が南京町なだけに、納得がいくデザインです。


R1127491.jpg
南東の角より見る。野外ライブとかの特設ステージみたい。
1層の割には天井高が高い。

R1127492.jpg
建物だけを見るとなんじゃコレ?と思うかもしれないけど、
周辺の看板と一緒に見れば、なんとなく納得。


建物の写真を撮って、路地裏を通って、祖母がやっている喫茶店へ行こうとしたところ、
安藤忠雄建築研究所の看板をもう一つ見つけました。
こちらも、施主はロックフィールド。
昔の建物は周辺店舗の店長が集まって会議などに使っていた、と祖母が言っていました。
新しい建物が何に使われるのかはわかりませんが。
完成すれば写真を載せたいと思います。

もしかすると、南京町周辺も安藤建築の群生地帯と化すかもしれないなあ。。。


  1. 2010/05/20(木) 01:36:27|
  2. 建築
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

中部地方旅行4

全然更新が出来ていないので、まだ中部旅行が続きます。
たぶん次回で終了です。

明日は西脇&兵庫県立美術館へ行ってきます。
そうです、横尾忠則祭りです!



古谷誠章さんの茅野市民館です。
すばらしい!さすが建築学会賞!
建築学会賞受賞作がすべてすばらしいとは限りませんが。。。
しかし、これは間違いないです。

この建物は大ホール、小ホール、図書館、市民ギャラリー、レストラン からなる複合文化施設で、
通常は各施設にそれぞれ設けられるロービーを1つにまとめ、共通としています。
そして、この建物の一番の特徴が、図書館を駅のコンコースに直結させたことです。
R1121238のコピー
右手のヴォリュームが小ホール、レストラン、ギャラリー。
中央奥が大ホール、共通ロビー。そして、左手の透明なボックスが図書館です。
それぞれの施設が中庭に面して配置され、共通ロービーを介して出入りすることが出来ます。
大ホールとロビー そして中庭は、壁や窓を格納することで、一体空間として利用することが可能だそうです。
しかし、僕が訪れたときが雨だったためか、この中庭はあまり魅力的に思えませんでした。
ガラス面はデカイにもかかわらず、出入りできる箇所が少ないんですよね。
使い方しだいで、どうにでもなるのでしょうけれど。

R1121294のコピー
共通ロビーの延長にある縁側スペースから、図書館側を見たところ。
透明です。奥には駅のホーム、山並みが透けて見えます。
柱ではなく、マリオンで屋根の荷重を支えているので、非常に軽やか。
透過・反射率の違うガラスを交互に使っていることと、ランダムなマリオンピッチによって
透明だけれども、透明ではないという不思議な距離感が駅のホームとの間に生まれています。

R1121282のコピー
これが噂の卵トイレ!
これが図書館の中にポコポコと設置されています。
こんな入ったことがすぐわかってしまうトイレを誰が使うのだ?と思っていましたが、
使ってみると以外にも、恥ずかしいとかいう感覚はありません。
配置とデザインの処理がいいのでしょうね。
ピクトもこの建物はすごくいいです。
今回、残念ながら大ホール、小ホールは見ることが出来ませんでしたが、
そこのトイレも面白いそうです。
ぜひ、行って使ってみてくださいな。


つぎは、小笠原資料館。
設計はSANNA。
金沢21世紀美術館以前の代表作のひとつです。
R1121375のコピー
高床にして収蔵品を湿気から守るというのは良くある話。
ネタもとは正倉院かな?
そして、浮かすことで敷地の連続性、山すその流れを分断せずにすむわけですね。
それほど驚くものではなく、なるほどなっというプランです。

R1121399のコピー
内部のロービーです。
奥に見えるのが、重要文化財である書院。
うまい具合に風景を切り取っています。
インテリアも なるほどな~ の一言。
いい建物だなぁ と思いました。
大胆なのに、繊細で、そして意外と書院とあっている。

ただ!スロープはなんとかしてください!
排水が!
あれは滝の領域です。

それから管理人のおじさんに教えてもらいましたが、
妹島さんのお母様がこの小笠原家のご出身だそうです。
あぁ。。。そうですか。。。
セジマさん!!あんたもか!!
薄々、気づいてはいましたが、建築家になるには金持ちか、家柄が良くないとムリみたいです。。。

  1. 2008/07/18(金) 04:10:30|
  2. 建築
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

京都造形大 至誠館  ②

えぇ~・・・、今まで細々とブログを展開してきたわけですが、今日一日で約400件のアクセスがありました。
岡田先生のdezain.netに紹介されたのが要因のようです。
僕からブログの存在を教えたのは10人程度なので、劇的変化です。
でも、これまでどおりの適当な感じでいこうと思うので、ご理解ください。


さて、京造の続きです。
前回は外観を中心にご紹介しましたが、
今回はインテリアを中心に、1階ピロティから屋上庭園までをご紹介します。

R1070335.jpg
ちょっと!奥さん!危ないですよ!
奥さんと子供さんが歩いているのは車用の斜路です。
僕が見学しているときは一台も車は通りませんでしたが、人が通れるようになっていないので危険です。
ちょっと面倒ですが、屋内階段で駐車場まで行けるので、それを使いましょう ! !

階段状になっている部分ですが、どこかへ繋がっているわけではありません。
演劇とかをするときの、客席です。

R1070327.jpg
照明がカワイイ!
2階、中小規模の講義室があるフロアです。
ガラス張りの部屋と、壁に囲まれた部屋があります。
僕が行ったときは、ガラス張りの部屋で講評会のようなものが開かれていました。
用途に応じて使い分けが出来るのがいいですね。

R1070249.jpg
3階の食堂です。
僕は蛍光灯の下で食事をするのはいやです。
いくらおいしい料理を出されても、蛍光灯を使っている時点で、評価は半減します。
しかも、その空間を建築家が設計したとなると。。。
やっぱり、演色性の良い照明を使っていただきたい!
それを補う何かがあればいいのですが、この空間は色使いもきついです。
他の用途であれば、なんとも言いませんが。

R1070247.jpg
みんな窓際が好きなようで、壁を避けて座ります。
窓が低すぎたり、高すぎたりで、ちょうど目線の高さにくる窓が少ないんですよね。
ピクチャーウィンドウということなのかも知れませんが、他に何か出来たような気がします。

R1070254.jpg
4階です。
半分が屋上庭園、もう半分が講義室になっています。
ここでも壁面の色が変化します。

R1070262.jpg
最上階、屋上まで上がってきました。
この建物は急な山の斜面にへばりつくようにして建っています。
そのため、この屋上庭園は山の延長にあるような、自然な感じがします。
街中の屋上緑化みたいに違和感はありません。
京都ではなかなか見ることが出来ない、非日常的な高さからの眺めがを楽しむことが出来ます。


これで至誠館は終わりです。
全体像をつかんでいただくことは出来たでしょうか?

用途は置いておいて、建築としては面白いなと言うのが僕の感想です。
これだけ色彩を大胆に使った建築は、なかなか見ることが出来ません。
新潟にあるMVRDVぐらいでしょうか(そういえば、あそこも食べ物を悪く見せる空間でした)。
安藤さんにしろ、妹島さんにしろ、内外に同じような素材を使って、緩やかに空間を展開するというのが
日本の建築なので、こういったオランダっぽいものを見て新鮮なかんじがしました。

今、京造では千葉学・アトリエワン展を開催中ですし、来月には隈さんの講演会があるので、
ぜひ見に行ってみてください。



  1. 2008/05/26(月) 04:29:08|
  2. 建築
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。